コンピュータ将棋はヘボの方がいい
<<
作成日時 : 2011/05/03 21:46
>>
ブログ気持玉 0 /
トラックバック 0 /
コメント 0
「コンピュータvsプロ棋士−名人に勝つ日はいつか−」 岡嶋裕史/著 PHP研究所 2011.2.1
2007年に行われた渡辺竜王と将棋ソフト「ボナンザ」の対局、2010年行われた清水女流王将と「あから2010」の対局を紹介し、将棋ソフトはいかに進歩してきたのかを解説。
渡辺竜王との対局ではコンピュータ優位の場面がありながら読みの深さで竜王に屈したが、最強レベルの将棋プログラムを4種類の合議制による将棋プロジェクトシステム「あから2010」は清水女流王将をの失着を見逃さずに勝利したのであった。
本書では将棋ソフトぼ指し手はどのように決定され、読みと局面の評価はどのように行うのか解説し、今後の課題を論じている。
初期の将棋ソフトは、さほど棋力のない私でも容易に勝てる程度であり、レベルを上げるとやたらに長い時間をコンピュータが考え、待ちくたびれたものであったが、最近のものは真面目に考えないと容易には勝てなくなるまでに進歩している。
コンピュータそのものが全幅探索出来るまで速度が向上した今では、素人が勝てないのも道理だが、ゲームとしては人間側が負けてばかりでいては面白くない。
コンピュータが名人に勝つ日はいずれ来るのかもしれないが、いま素人に必要なのはヘボ将棋を指してくれる相手なのである。
《書評ランク:★★★》
|
ブログ気持玉
クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ